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やきにくです。
今回のBL漫画紹介はこちら!
『付き合ってないのに夫婦やってます』
こんな方におすすめ
- 美人受け
- ノンケ
- 片想い
- 家族
- 子あり(オメガバースではない)
- 泣ける
- 🔞シーンあり(回数は少なめ)
あらすじ
ゲイの希一は、ノンケの親友竜之介と、竜之介の妹の娘である真子と3人で暮らしている。男性2人と娘1人ということで、周りからは好奇の目に晒されることもありながら、3人で大切な毎日を過ごしていた。
そんなある日、希一は酒の勢いで竜之介にキスされ、下半身を触られてしまう。翌朝、「俺は後悔してない」と言い放つ竜之介とは裏腹に、心が落ち着かない希一。
希一はゲイであるだけではなく、長年密かに竜之介に片想いしていた。好きな男に突然距離を縮められ戸惑いつつも、「家族だから」と一線を引く。
一線を引きたがる希一ともっと距離を詰めたい竜之介の関係は、真子の存在によって徐々に変化していく。
登場人物
- 甘粕希一
32歳、ゲイ。自宅でイラストレーターの仕事をしている。竜之介とは大学からの付き合いで、長年片想い中。竜之介にはゲイであることを打ち明けている。真子とは一切血が繋がっていないが、本当の家族のように大切に思っている。 - 柴田竜之介
32歳、ノンケ。アパレルの仕事をしている。一見優しく人たらしだが、暗い一面も。真子が妹に残された時、どうしても見捨てることができず引き取るものの、一人では世話できず最終的に希一に頼ることに。真子のことはもちろん、希一のこともすごく大切に思っている。 - 真子
竜之介の妹の娘。まだ5歳にもかかわらず、人の気持ちに敏感で大人びている部分がある。竜之介と希一のことが大好き。
感想
家族ものの漫画って沢山あると思うんですが、わたしはこの作品を読むたび毎回泣いてます。笑(しかも絶対同じところで号泣)
それくらい感動する作品です。
希一がずっと竜之介に片想いしているのに気持ちを打ち明けないのは、「真子と家族でいるため」。
自分が好きだと言ってしまうと、家族のかたちを壊してしまう。そう思い続けています。
一方で真子は、希一が竜之介のことを恋愛として好きということに気づいていて、希一と竜之介がもっと仲良く幸せになることを望んでいるんですよね。
家族でいるために竜之介に好きと言いたくない希一と、希一には竜之介と幸せになってほしい真子。
希一も真子も、お互いのことを大切に思うからこそ、なかなか間が埋まりません。その希一が一線引いている感じを、敏感な真子が察してしまうんですよね。。。
そして真子が、お互いを愛し合っているはずの2人の関係がうまくいかないのは「本当の家族じゃない自分の存在のせい」だと感じてしまい「消えてなくなりたい」と泣きながら話すシーン。
毎回ここで涙腺が崩壊します・・・
こんなに幼いのに誰よりも2人の気持ちを大切にしている真子が、強くて優しくて、でも繊細で抱きしめたくなります。
これをきっかけに竜之介と希一の関係が変化していくのですが、もうね、本当にずっと泣き続けてしまいます・・・
全員がお互いを大切にするあまり気を遣っていたことで、少しずつ溝ができてしまうなんて切なすぎる。
でもそんなにお互い想い合えるのってすごくすごく素敵ですよね。
この2人の関係がどう変わっていくのか、そして未来の3人の家族の姿はどうなっているのか。ぜひ読んでいただきたいです。
※10年後の様子も描かれています
最後に
このブログを書くために久々に読みましたが、また泣きました。笑
山田パピコ先生は別作品も読ませていただいていますが、繊細な感情表現にのめり込んでしまいます。
うまい言い方が見つからないのですが、、、感情を全て言葉で表現せずに余白があって、少ない言葉だからこそ刺さる感じがするんですよね。
ちなみに感情表現だけではなく絵も繊細です。細かいところまで描かれていて、漫画なんだけど人間感がすごくある。
そのため、感動シーンばかり推してますが、夜のシーンも色気がすごいです。
舌ってこうなるのか...みたいなリアルさがあります。
そのため、物語重視派の方にも、絵重視派の方にも両方におすすめできる作品です!
それでは今回も読んでくださり、ありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!